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八百屋お七の浮世絵

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八百屋お七の浮世絵

八百屋お七
江戸時代前期の少女で、江戸本郷の八百屋の娘。生没年には諸説あり。恋人に会いたい想いから放火をし、その罪により火あぶりの刑に処せられた。井原西鶴の『好色五人女』で取り上げられたことから広くその名が知られるようになり、浮世絵に描かれたり、浄瑠璃や歌舞伎、小説、落語、映画、歌謡曲などさまざまなジャンルで主人公となっている。しかし、その生涯について正確な資料はほとんどなく不明な点が多く、実在を疑問視する声もある。お七の処刑後ほどなく出版された実録小説『天和笑委集』によれば、お七の一家は「天和の大火」で焼け出され寺に避難、そこでお七は寺小姓(吉三郎、吉三など名はいろいろ)と恋人になる。やがて避難生活も終わり2人は離れ離れに。寺小姓に会いたいお七は、再び火事が起こればまた寺へ行き恋人に会える、と考え自宅を放火するという凶行におよぶ。お七は放火の罪により捕縛され鈴ヶ森の処刑場で火あぶりの刑に処されたという。東京都文京区の円乗寺にお七のものとされる墓がある。お七を題材とした作品として、浄瑠璃『伊達娘恋緋鹿子』、歌舞伎『八百屋お七恋緋桜』『八百屋お七恋江戸紫』、落語『八百屋お七』、浮世絵『松竹梅湯嶋掛額(八百屋お七)』(月岡芳年)、歌謡曲『八百屋お七』(美空ひばり)『夜桜お七』(坂本冬美)、小説『あさきゆめみし』(ジェームス三木)などが有名。

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