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日本最古の農書『農業全書』(宮崎安貞 書)

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日本最古の農書『農業全書』(宮崎安貞 書)

宮崎安貞
江戸時代前期の農学者。通称は文大夫。広島藩士・宮崎儀右衛門の子として安芸国(現・広島県)にて生まれ、長じて家を出ると筑前国福岡藩黒田氏に仕えた。その後、若くして職を辞し、筑前国女原村(現・福岡市西区女原)に隠居し、各地を巡りながら農業技術の改良と研究に没頭した。また、自らも農耕に従事し農民を指導しながら周辺地域の新田開発や開拓を行った。安貞はこれまでの集大成として1697年(元禄9)に日本最古の農書となる『農業全書』を刊行した。安貞の墓は、福岡市西区女原にある。

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