広瀬武夫
日露戦争でのエピソードで知られる海軍中佐。旅順港閉塞作戦にて、閉塞船・福井丸の自沈を指揮。撤退時に部下・杉野孫七上等兵曹の姿が見当たらないことに気づき、沈没直前の福井丸に単身戻り、杉野を探している際に敵軍の砲弾を浴び戦死した。この英雄的行動から、広瀬に対する国民の人気が沸騰。広瀬武夫は「軍神」として神格化され、広瀬の神社や銅像が建てられたり、広瀬を讃える歌が数多く作曲された。また、ロシア軍のアナトリー・コワリスキー大佐の娘・アリアズナ・アナトーリエヴナ・コワリスカヤとの敵味方をこえた恋仲も有名である。
広瀬の遺体はロシア軍により発見され埋葬された。