月照の肖像画
月照
天領・大阪で町医者の子として生まれる。
成就院の住職となった後に尊皇攘夷に傾倒。将軍継嗣問題では一橋派に与したため、時の大老・井伊直弼に睨まれてしまい、安政の大獄で追われる身となってしまう。
このとき月照に手を差し伸べたのが、アジテーターである平野国臣と薩摩の巨人・西郷隆盛であった。
平野と西郷は策を施し、鎖国状態であった薩摩の地に月照を逃げこませることに成功するが、薩摩藩側は月照の受け入れを拒否。追い返すばかりか、西郷に対して隣国との国境で月照を斬るよう暗に命令をくだす。
月照は西郷、平野らとともに錦江湾に船を出したが、前途を悲観して、西郷とともに入水自殺を試みる。
月照は水死。ともに入水した西郷隆盛は平野国臣らに救出された。
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