ルイスフロイス像(長崎県西海市の横瀬浦公園)
ルイスフロイス
1532年にポルトガルのリスボンで誕生。16歳の時にイエズス会に入会した。1563年、念願だった日本への来日を果たし布教活動を開始、1569年に織田信長と初めて対面し、その信頼を得て畿内での布教を許された。織田信長の没後に新たな天下人となった羽柴秀吉は最初こそキリスト教に寛容だったが、1587年にはバテレン追放令を発した。そのためフロイスも畿内を去り、長崎へ渡り、1597年に同地で没した。文筆の才能にも恵まれていたフロイスが残した日本での記録は『日本史』として知られており、日本におけるキリスト教の布教活動のようすがわかるだけでなく、フロイスが観察した織田信長の人間像も詳細に描かれているなど、当時を知ることができる大変貴重な資料となっている。
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