奥大介
奥大介
元サッカー日本代表MF。「ダイさん」「おっくん」の愛称で人気を集めた。小学3年生でサッカーを始め、神戸弘陵学園高校時代には2度全国高等学校サッカー選手権大会に出場、3年生のときの大会ではベスト8入りを果たし、奥も大会優秀選手に選出されるなど大活躍した。1994年(平成6年)、Jリーグ参入したばかりのジュビロ磐田に加入。加入後2年はJリーグでの出場はなかったが、U-19およびU-20日本代表に選ばれアジアユース、ワールドユースに出場し活躍した。プロ4年目からはレギュラーとして定着し、ジュビロ磐田の黄金時代の一翼を担った。2002年(平成14年)、マリノス横浜に移籍。キャプテンとして2003年、2004年とJリーグ連覇という偉業を成し遂げ、2年連続でベストイレブンを受賞するなど華々しい活躍を見せた。特に中村俊輔や久保竜彦とのコンビネーションはすばらしく、ファンを魅了した。1998年(平成10年)から2004年(平成16年)まで日本代表選手として召集され、国際Aマッチ26試合に出場した。マリノス退団後、横浜FCに移籍したが、31歳の若さで惜しまれつつ現役を引退した。
引退後、横浜FCサッカースクールのテクニカルアドバイザーや多摩大学目黒高校のサッカー部監督などを歴任。横浜FCの強化部長を辞任後は職を転々とし、2014年(平成26年)8月からは沖縄県宮古島のリゾートホテルで調理補助のバイトをしていた。ところが同年10月17日、宮古島の県道を軽自動車で走行中、対向車線にはみ出し電柱と激突、意識不明のところを発見さえ救急搬送されたがそのご死亡が確認された。事故による突然の訃報は世間を驚かせた。2015年(平成27年)1月18日、38歳というあまりにも早すぎる奥の死を偲び、三浦知良、名波浩、中澤佑二が発起人となり追悼試合が行われ、多くの日本を代表するサッカー選手が集まった。
私生活においては女優・佐伯日菜子と結婚し2人の子どもにも恵まれたが、妻へDVを働いたとして逮捕され、その後離婚した。
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