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鶴屋南北(4代目)(『市村座三階之圖』より、初代歌川国貞 画)

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鶴屋南北(4代目)(『市村座三階之圖』より、初代歌川国貞 画)

鶴屋南北(4代目)
江戸時代後期に活躍した歌舞伎狂言の作者。代表作に『東海道四谷怪談』『天竺徳兵衛韓噺』など。なお、「鶴屋南北」は歌舞伎役者および作者の名跡で、その名を襲名した人物は5人いるが、4代目の業績が特に優れているので、「鶴屋南北」といえば一般的にこの4代目を指し、「大南北」と尊称された。幼名は勝次郎、通称は源蔵。江戸は日本橋の紺屋の家に生まれるが、芝居好きが高じて狂言作者となるべく初代桜田治助に弟子入り、以後、さまざまな狂言作者に弟子入りし30年近くの長い下積み時代を過ごす。49歳の時、『世響音羽桜』で狂言作者デビューすると、『天竺徳兵衛韓噺』(通称「天竺徳兵衛」)『四天王楓江戸粧』『彩入御伽草』など次々とヒット作を送り出し、狂言作者としての地位を確立し「4代目鶴屋南北」を襲名した。その作風は独創性に富み、花魁と裏長屋など全くタイプの異なる世界をミックスさせるといった奇想天外なアイデアと徹底した現実主義による背景描写が生み出すユニークな世界観にある。墓所は東京都墨田区にある春慶寺。

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