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左甚五郎(歌川国芳 画)

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左甚五郎(歌川国芳 画)

左甚五郎
江戸時代初期に活躍したといわれる伝説的な彫刻家。姓は伊丹、名は利勝。日光東照宮の「眠り猫」や上野東照宮の「昇り竜」など甚五郎の作品といわれる彫刻は全国各地にあるが製作年代の幅が広く、作風もばらつきがある。甚五郎を題材にした落語「ねずみ」「竹の水仙」や講談などで人気者の甚五郎だが、不明な点が多く実在するかどうかも定かではない。伝承によれば、1594年(文禄3年)に播州明石に生まれ、飛騨高山にいる亡父の叔父に奇遇、その後、江戸へ下り宮大工の棟梁として名を上げ、宮彫の名人としてその名を知られたという。

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