History Guide

飯塚伊賀七の肖像画(広瀬周度 画)

edo

飯塚伊賀七の肖像画(広瀬周度 画)

飯塚伊賀七
江戸時代後期に活躍した発明家。和時計や五角堂の設計など多方面の発明で知られ、「からくり伊賀七」の異名を持つ。常陸国筑波郡新町村(現・茨城県つくば市谷田部)の豪農の家に生まれ名主を務め、生涯を谷田部で過ごした。幼少より和算や発明に興味を持ち、機械・建築・和算・地理学・暦学を習得するとさまざまな奇抜な発明を行い人々を驚かせた。伊賀七の代表的な発明に以下のようなものがある。縦34cm、横37cmの大型そろばん、自宅から酒屋まで酒を買いに行くからくり人形、人力で動く飛行機、自動精米機、朝夕に自動で太鼓や鐘を打ち飯塚家の門扉を自動開閉させたといわれる大型和時計、など数々の発明品があるが現存していないものも多い。また、伊賀七の子孫の飯塚家に現存する五角堂や千葉県柏市にある布施弁才天の多宝造鐘楼堂など建築物の設計も多く行った。墓所は茨城県つくば市谷田部にある道林寺の飯塚家墓地。

このエントリーをはてなブックマークに追加