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徳川家慶

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徳川家慶

徳川家慶
江戸幕府第12代征夷大将軍。当時、洪水や冷害による50年に一度の大飢饉(天保の大飢饉)が起こり、対外的にも阿片戦争やモリソン号事件で各国の緊張が高まるなど、国内外が混乱に陥っているときに、44歳と高齢で将軍就任。 就任当初は父である徳川家斉が大御所として実権を握っていたため、社会の混乱を尻目にさしたる施策を打つことは出来なかった。 しかし、徳川家斉の死後は老中首座・水野忠邦に命じて幕政改革を断行。人材刷新・綱紀粛正・経済再建・軍政改革と、規模の大きな改革を次々と行う。この一連の改革こそ、いわゆる江戸の三大改革のひとつ、天保の改革である。 天保の改革は非常に大規模かつスピードの速い改革であったため、社会から猛反発にあい、改革は成功したとは言い難い。 1853年、黒船が来航した日から19日後に死去。日本が外交策の一大転換を迫られている最中であった。 在職期間は16年。社会が常に混乱していた時代である。

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