本因坊道策の肖像画
本因坊道策
江戸時代前期に活躍した天才囲碁棋士。幼名は三次郎、本姓は山崎、法名は日忠。合理的かつ革新的手法を用いた近代的囲碁で圧倒的強さを誇り「棋聖」と称され、“史上最強の棋士”ともいわれる。幼い頃に囲碁を母より習い、のちに江戸へ出て3世本因坊道悦に師事した。道悦引退後、4世本因坊となり、名人碁所についた。段位制度を確立し、「定石」など合理的理論を導入し、碁の近代化に多大な貢献を果たした。初の国産暦を生み出した天文学者・渋川春海(2世安井算哲)との数々の対極は有名。多くの弟子を育てあげたが、なかでも小川道的、佐山策元、桑原道節、熊谷本碩、星合八碩は「五虎」と呼ばれた。墓所は京都にある寂光寺、東京の本妙寺、生家の山崎家の3ヶ所。
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