結城政朝夫人の肖像画
結城政朝
鎌倉時代から続く名門・下総結城氏の15代当主で「結城氏中興の祖」といわれる人物。
結城政朝が2歳のときに父・結城氏広が急死したため、わずか3歳で家督を相続することになった。しかし、そのため家中の実権は重臣・多賀谷和泉守に奪われその専横を許してしまう。
だが政朝は成人すると多賀谷和泉守を誅殺、実権をその手に取り返すことに成功し、家中を再びひとつにまとめ衰退していた結城氏を戦国大名として蘇らせたのである。政朝は領土拡大を積極的に進め、その勢力は下野にまで広がった。1527年に家督を子・政直に譲り隠退するが、その後も小山氏の内紛につけ込んで子・高朝に小山氏を継承させるなど結城氏の勢力拡大のために積極的に行動した。
ツイート |