誠仁親王
第106代天皇・正親町天皇の第五皇子。院号は陽光院。追尊は陽光太上天皇。1568年に親王宣下を受けた。
織田信長とは親密な関係を築いており、信長から二条新御所を献上されそこを屋敷とした。1582年の本能寺の変の際、誠仁親王は二条新御所にいたがそこに信長の嫡男・信忠が移ってきたため明智光秀軍によって包囲されるという窮地に陥った。だが、光秀と信忠の話し合いの結果、親王一族は内裏へ避難し難を逃れることができた。そして、1586年、譲位が行われる予定であったが病のため急死した。そのため、誠仁親王の子・和仁親王が即位し第107代天皇・後陽成天皇となった。