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鳥居耀蔵の墓(吉祥寺、東京都文京区本駒込)

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鳥居耀蔵の墓(吉祥寺、東京都文京区本駒込)

鳥居耀蔵
幕臣。老中・水野忠邦が推し進めた「天保の改革」のひとつ・綱紀粛正方針に従い、南町奉行として市中の取り締まった。「蝮の耀蔵」「妖怪」と陰で言われるほど、権謀術数を駆使した鳥居の取締りは非常に厳しかった。 同時期の北奉行であった遠山景元(金四郎、遠山の金さんのモデル)が改革の反対派だったため、両者は対立。現代のドラマ『遠山の金さん』においても、両者はライバル関係にあり鳥居はしばしば悪役として描かれる。 のちに、水野を裏切るも逆襲にあい、全財産没収のうえ讃岐丸亀藩預りとなり、江戸から追放された。丸亀藩での耀蔵は穏やかでむしろ領民から慕われる存在となり、宮部みゆきの小説『孤宿の人』では当時の耀蔵がモデルになっている。 父は儒者の林述斎。

Originally uploaded by: 墓マイラーが行く。

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