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曾我蕭白の墓(京都市上京区の興聖寺)

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曾我蕭白の墓(京都市上京区の興聖寺)

曾我蕭白
江戸時代中期に活躍した異端の絵師。姓は三浦、名は暉雄、暉一・暉鷹とも称する。字は師龍、通称を左近二郎。自ら「蛇足軒」と号した。蕭白の生涯については資料が乏しく不明な点が多い。その作風は非常に独特で、細密・精緻な描写、どぎつい程の鮮やかな色彩、デフォルメを効かせた大胆な構図などがあいまってアンバランスで不気味ながらユーモアも感じられる世界観を作り出す。江戸時代の当時から「異端」「狂気」と評され、破天荒な画家として知られた。同時代に活躍した画家に、池大雅や円山応挙、伊藤若冲、長沢芦雪らがいる。代表作に「群仙図屏風」「寒山拾得図」「竹林七賢図」など。蕭白作品はボストン美術館に最も多く所蔵されているが、国内では京都国立博物館や三重県立美術館などでその作品を見ることができる。

Originally uploaded by: hir**i1600

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