お龍(坂本龍馬の妻、座っている写真/明治5年ごろ撮影)
お龍
本名は楢崎龍(ならさきりょう)。坂本龍馬の妻である。龍馬曰く「まことにおもしろき女」。
龍馬と出会う前、お龍の一家は勤王の医師であった父が安政の大獄で獄死してしまったため非常に困窮していた。見かねた龍馬の斡旋で、お龍は寺田屋の養女となる。
お龍を語る上でもっとも有名な「入浴中に襲撃の気配に気づいたお龍は、裸のまま龍馬に異変を知らせた」というエピソードは、この寺田屋が舞台である。
龍馬の死後は、寺田屋事件でともに危機を脱した三吉慎蔵がお龍の面倒をみていた。その後、土佐の坂本家に身を寄せるが、そりが合わず3ヶ月ほどで立ち去り、商人・西村松兵衛と結婚。西村ツルとなり、横須賀で余生を暮らす。
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