伊庭八郎
伊庭八郎
隻腕の剣士として、戊辰戦争を函館まで戦い抜いたことで有名。
幕末江戸四大道場である練武館・伊庭家の御曹司として生まれる。剣の腕は一流で、若き頃の異名は「伊庭の小天狗」「伊庭の麒麟児」。
幕府では、武術指導所(講武所)で教授方を務めた。
戊辰戦争には遊撃隊として、鳥羽・伏見の戦いから参戦。小田原藩との箱根山崎の戦いでは、左手首の皮一枚を残して斬られ、みずからの手で左腕を斬り落としたと伝えられる。
箱館では、隻腕でありながら歩兵頭並/遊撃隊隊長として徹底抗戦を続けるが、胸部に敵弾を受けて重傷を負い、遂に戦線を離脱。
五稜郭開城の前夜に、総裁・榎本武揚の差し出したモルヒネを飲み干し自決した。
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