bakumatsu
高野長英 仙台藩士。のち、医者・蘭学者となる。長崎留学時、シーボルトの鳴滝塾で塾頭をつとめるなど、蘭学者として当時最高の実力者であり、田原藩や紀州藩、宇和島藩などでその能力を発揮。特に、鳴滝塾同門の二宮敬作の推薦で雇われた宇和島藩では、賢候・伊達宗城のもと、海外兵法書の翻訳や兵備の洋式化に従事した。最後は、長英の行方を追っていた幕府の捕り方との格闘の最中に自害。長英は10年以上前に、幕府による洋学者の弾圧(蛮社の獄)で逮捕されていたが脱獄・逃亡をしていた。