bakumatsu
西郷従道 薩摩藩士。西郷隆盛の弟。正式な読みは、さいごうじゅうどう。軍人であり政治家。多くの薩摩人が後を追った征韓論を巡る西郷隆盛の下野では、兄である隆盛を追わず新政府に留まった。明治10年の西南戦争においても、陸軍卿代理をつとめ東京から動くことはなかった。兄の西郷隆盛と同じく将器の才があり、海軍大臣時代には、部下である山本権兵衛に自由に腕を振るわせた。日清・日露戦争での海軍の歴史的勝利は、西郷・山本の海軍補強が土台であったことは疑いない。